桜は残念ながら概して三分咲き程度だが、鎌倉攻めの新田義貞、畠山重忠のロマンス、国分尼寺の遺構、締めは東京都で唯一の国宝建造物の正福寺地蔵堂と、見所満載。
多摩川手前の関戸は関所があったから関戸。
そしてここは関戸霞ノ関。霞ノ関は歌枕で有名だ。
徒らに名をのみとめてあづま路の霞の関も春ぞくれぬる
歌枕の霞ノ関がこの地とはつゆ知らず。昔は海だった日比谷の霞ヶ関よりは頷けて、今は発掘された場所に木柵跡が再現されている。
分倍河原には、新田義貞と北条泰家の分倍河原の古戦場の碑があり、ここも兵どもの夢のあと。
少し足を伸ばすと府中の甲州街道も指呼の間なので、そちらの歴史も楽しめる。
西国分寺手前は、武蔵国分寺、国分尼寺の址が保存されていて奈良の時代が薫り立つ。
そして国の史跡として、道幅や切下げが昔のまま保存されている街道も残存する。
少し行くと、その名もゆかしい恋ヶ窪に。
坂東武者畠山重忠と、遊女夙妻太夫のいわれを残す姿見の池、桜も彩りを添える。
この池は復元されたものだが、行政のその気持が嬉しい。
オオトリの国宝正福寺地蔵堂は、予想外の小ぶりな建物だ。
有名な円覚寺の舎利殿とほぼ同じ規模で、舎利殿も神奈川県唯一の国宝建造物だが普段は拝観禁止。
いつでも拝観できる正福寺地蔵堂はお薦めだが、東村山市の扱いはそっけなく、国宝の重みよりも市指定文化財の記述ばかりが目に付く説明板は残念だ。
とはいえ、街道は暫くは
さくらさくらさくさくら ちるさくら (山頭火)



正福寺は、ブログに書いた様に(東京都)東村山市に有ります。