距離が長い割には、史跡は少なく一見奈良盆地のような風景の中を風に煽られながら淡々と歩く。
どちらの方に歩いても、常に風は正面から吹くのは不思議。
街道の鯉のぼりも元気一杯だ。
塚田の晋光寺の横には、お寺が立てた鎌倉街道上道の碑が。
荒川の赤浜の渡しには、立派な獅子岩が昔のままに残っている。
荒川を越えると、赤城、榛名、妙義、さらには男体山、日光白根などなどが眼を楽しませる。
登った山、登ろうとした山、登れなかった山、思いは様々だ。
児玉の保木野で、塙保己一の生家に立ち寄る。
2000年の埼玉県ふるさと自慢百選の人物の部で第一位という掲示がある。殆どの人は群書類従の名前くらいしか知らないだろうが、埼玉県では著名人。
一日足を悩ませた風が、草の海を輝かせて陽が沈む。

