
駅にすると、溝の口 、梶が谷 、宮崎台 、宮前平、 たまプラーザ、あざみ野 、江田、 市が尾、 藤が丘、青葉台 、田奈、長津田 、つくし野、すずかけ台 。
車だと殆ど246号の走りなれた道だが、街道を歩くと右に左に紆余曲折、比較的なじみの所だけに逆に方向感覚を喪失するような違和感がある。
荏田宿が昔は江戸から一日目の宿場。昔の人は大山まで一泊二日で歩いたか。健脚だ。
この付近はお地蔵様や庚申塔が丁寧に保存されていて、土地の人々のよすがとして生き続けている。
水玉のお地蔵様が可愛らしい。

荏田から先は新興住宅街の中に道は消え、さながらルートファインディングのような趣となる。
道筋は庚申塚や馬頭観音はいつものことだが、地神塔なども見られ昔の農村の信仰の篤さが感じられる。長津田の地神塔は達筆だ。

すずかけ台手前の、馬の背では眼下の町越しに大山が眺められる。
美しい日の入りの光景が、また次の日の旅を誘っていた。
