丁度この日は啓蟄で、閑をかこっていた足も眼を覚ます。
白石宿、宮宿、金ヶ瀬宿、大河原宿、船迫宿、槻木宿の6宿を折からの蔵王颪の寒風に悩まされながら。
まず白石では、列藩同盟の舞台となった白石城へ。
平成7年の復元だが、三層の天守は意外と小規模だ。
街中にある英語で書かれた東京街道の碑が珍しい。


白石は東北では珍しく、公共施設にデザインされた建物が多い。
芦原太郎の白石市第二小学校、八束はじめの白石市情報センターなどは街道からも見て取れるが、使いやすさはどうか。

この地方には日本武尊に由来するといわれる白鳥信仰があり、白鳥大明神を奉る、宮宿の刈田嶺神社の白鳥の碑も珍しい。

金ヶ瀬宿入り口では、東北では珍しいと言われる鉄の鳥居を持った大高山神社。
この辺から白石川沿いに一目千本桜が続くが、これから来ることがあるかどうか。

昔の川の流れが変わったか、街道筋として不可解な逆U字型の道筋の船迫宿を過ぎて、すっかり暗くなり一日悩ませた蔵王颪に別れを告げる。
何故か、町の規模に不釣合いに近代的な槻木駅で一日を終えた。


船岡から白石川を渡ったところですね。船岡は(1945年まで住んでいました)よく知っておりますが、川向うは2〜3回(松油掘りに付いて行きました)行っただけでよく知りません。よろしく、お教え下さい。
船迫宿の読み方は調べれば、すぐわかると思いますが「ふなばさま宿」と読みます。
東日本には迫をハザマ、ハサマと読むところは多いようですが、バサマと読むのは珍しいですね。