ここは山間部なので勿論歩道も無く、また奥多摩湖周辺は新設道路のためトンネルが多い。
歩き派にとっては、最もお断りしたくなる道。
特に歩道のないトンネルの中で、大型トラックに煽られるのはかなりの恐怖。
さて、見ものはもっぱら湖ばかりで退屈していると、面白い橋やカラフルな橋が現れて目を楽しませる。
水位変化に対応できる奥多摩名物ドラムカン橋、今はFRP製の浮きになっている。揺れながら歩くのが楽しい。
ここを渡って、気まぐれに対岸の奥多摩周遊道路へ。
普通、橋の色と言うとグレー系で味気ないものが多いが、奥多摩は道路管理者に絵心があるのか一つ一つ色が変えられていて面白い。
ここには写真は無いが赤い峰谷橋、黄色い麦山橋、グリーンの深山橋。
深山橋のすぐ隣に競うように三頭橋、これは色は普通だが張弦のデザインが美しい。土木技術者の対抗心が見て取れる。
少し前の写真を見ると峰谷橋などはありふれた色なので、最近塗り替えられた筈。
紅葉や緑の美しい奥多摩にあやかった色だろうか?きっと企画した人は、誰か分かるよね、とほくそえんでいるに違いない。
奥多摩湖も今度はそこに流れ込む丹波川となり、その谷あいの丹波村で歩き止める。
青梅街道は、この先も甲府まで続くが、ここから先はバスも無く、青梅街道打ち止めとしたい。