珍しい二筋の街道筋を持つ鹿沼宿では、日光の木工や漆の技を引き継いだ屋台が見事。

朱が美しい今宮神社では夏越の大祓えの茅の輪が造られていて、落とすべき半年の罪穢れの記憶を探る。

文挾宿の手前で杉並木が現れ始めるが、文挾を過ぎると歩道が全く無くなって、狭い道で車に神経をすり減らす歩きとなる。

日光街道で通り過ぎた追分地蔵尊で、今回の歩き旅を終えた。
例幣使街道は雅な名前に惹かれたが、街道筋は開発が進み史跡を保存する姿勢も少ないのは残念だった。

今年はこれで、善光寺街道に引き続いて二つ目の街道を完歩。
途上なのは善光寺西街道と奥州街道。しばし小休止して次の再開はいつの事になるのやら。